2025年9月17日 / 最終更新日時 : 2025年9月20日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第一話 見えない請求書(18) (18)竹内先生は保健室のベッドで浅い眠りについていた。顔色はまだ悪いものの、あの虚ろな光は消えている。 蓮は小声で悠夜にささやく。「なあ……あの “支払い” とか “契約” って、結局なんなんだ?」 悠夜は窓の外を見や […]
2025年9月16日 / 最終更新日時 : 2025年9月20日 管理者 連句 連句(29) 発句を夏とする式目が暫く続きましたが、今回より秋を発句とする式目に替えることにしました。それに合わせてか、リアルの世界も少しばかり涼しさが出てきたように感じます。この時期は夏と秋の境目で、まさに「秋来ぬと目にはさやかに見 […]
2025年9月16日 / 最終更新日時 : 2025年9月16日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第一話 見えない請求書(17) (17)勾玉を掲げた瞬間、教室の窓という窓が一斉に鳴り響いた。ガラスが震え、机の上に置かれた教科書が勝手にめくれていく。 竹内先生の背後に貼りついていた影は、うねるように広がり、黒い手を無数に伸ばしてきた。「支払いは終わ […]
2025年9月15日 / 最終更新日時 : 2025年9月15日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第一話 見えない請求書(16) (16)チャイムが鳴っても、教室には沈黙が広がっていた。子どもたちは鉛筆を握ったまま、まるで糸の切れた人形のように机に突っ伏している。窓の外からは霧が流れ込み、床の隙間に溶けていった。 蓮が小声で言う。「……なあ悠夜、こ […]
2025年9月14日 / 最終更新日時 : 2025年9月14日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第一話 見えない請求書(15) (15)図書室の机に並べられた古文書と民俗誌。その中に、蓮が偶然開いたページに小さな墨絵が描かれていた。 ――青白い光を放つ勾玉。そのまわりで、霧が払われるように影が後ずさっている。 「これ……!」蓮が思わず指さす。 悠 […]