2024年5月31日 / 最終更新日時 : 2024年6月1日 管理者 添削 添削(59)-あすなろ会(15)令和6年5月ー 怜さん 原句 風薫る仏と我のみ秋篠寺 秋篠寺は平城京の北西に位置し、奈良時代の後期に創建されたお寺で、技芸天女で有名な処です。作者は風薫る季節にここを訪れて、自分以外に人が居なかったことを詠みました。この寺には堀辰雄が昭 […]
2024年5月27日 / 最終更新日時 : 2024年5月28日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(282)-芭蕉の詠んだ京・近江(5)大津絵ー 20年前のことになりますが、家内と車を駆って京都まで行ったことがあります。車があると色々な処へ行けるもので、この時は帰途、大津に寄り、三井寺の近くにある大津絵師の工房で、額に装丁された絵を一つ買って来ました。「鬼の念仏」 […]
2024年5月26日 / 最終更新日時 : 2024年9月6日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(281)-芭蕉の詠んだ京・近江(4)三夜の月ー 芭蕉が生涯で詠んだ句の総数は980句で、そのうちの1割は ”月” を詠んだものとなっています。俳句の世界では、旧暦8月15日の前後に連続して月を詠むという ”遊び” が江戸の頃より行われていました。それが三夜続いた場合は […]
2024年5月25日 / 最終更新日時 : 2024年6月2日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(280)-芭蕉の詠んだ京・近江(3)行く春をー 明和五年(1768年)、芭蕉の75回忌が膳所(ぜぜ)の義仲寺(ぎちゅうじ)で行われました。このとき回忌を仕切った蝶夢法師という京都寺町の阿弥陀寺の住職が、顕彰事業の一つとして「三十六俳仙」というものを編み、36人の芭蕉門 […]
2024年5月24日 / 最終更新日時 : 2024年5月24日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(279)-芭蕉の詠んだ京・近江(2)辛埼の松ー 貞享2年(1685年)3月の旅、芭蕉は「野ざらし紀行」で、”大和より山城を経て、近江路に入りて美濃にいたる” と記しています。この時初めて近江で二人の門人を得て、芭蕉はそうした門人宅に宿泊し、5句を詠みました。 辛崎の松 […]