2025年8月29日 / 最終更新日時 : 2025年9月9日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第一話 見えない請求書(1) (1)霧村悠夜(きりむら ゆうや)は、自分の名前があまり好きじゃなかった。 「霧」も「夜」も、どこか冷たくて、さわっちゃいけないものみたいに聞こえるからだ。 ましてや「霧の小次郎」の子孫だなんて、絶対に知られたくなかっ […]
2025年8月29日 / 最終更新日時 : 2025年9月16日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第一話 見えない請求書(2) (2)次の日も、学校の空気はやっぱり変だった。 昇降口の前では保護者が集まって、またお金の話をしている。 「学費が……倍?」 「塾なんて、とてもじゃないけど……」 みんな顔をしかめていて、子どもたちは気まずそうにうつむ […]
2025年8月26日 / 最終更新日時 : 2025年9月16日 管理者 連句 俳句的生活(346)-連句(28)- 8月も下旬となったので、そろそろ秋の式目に移りたいところですが、この猛暑では躊躇してしまいます。新聞には「ハンディファン」とか「空調服」のような新季語が次々と句会に出てきているとの報道がされていました。 連句(28)『涼 […]
2025年8月5日 / 最終更新日時 : 2025年9月16日 管理者 連句 俳句的生活(345)-連句(27)- 8月第1回の連句が猛暑の中で始まりました。早く巻の名前の「晩夏」に季節が進んでほしいものです。 連句(27)『晩夏の巻』 令和7年8月1日(金)〜8月4日(月)連衆 紀子 二宮 典子 游々子 (発句) 遠汽笛晩 […]