2026年4月9日 / 最終更新日時 : 2026年4月9日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第四章 伊賀(12) 立て札 朝は、いつもどおりに始まった。 山の上に日が差し、谷に光が降りてくる。 人々は戸を開け、水を汲み、火を起こす。 だが、その朝は、すぐに違いが分かった。 「何や、これ……」 最初に声を上げたのは、子どもだった。 道 […]
2026年4月8日 / 最終更新日時 : 2026年4月9日 管理者 連句 連句(46) 連句(46)『仔馬の巻』令和7年4月2日(木)〜4月6日(日)連衆 典子 紀子 游々子 二宮 初美(発句)母馬に添うて草食む仔馬かな 典子かなり以前ですが、春休みに牧場に行った時とことを思い出して詠みました。(脇 […]
2026年4月6日 / 最終更新日時 : 2026年4月6日 管理者 俳句的生活 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第四章 伊賀(11) 霧の中へ 夜は、静かに下りてきた。 伊賀の谷は、昼のざわめきが嘘のように静まり返っている。 だが、その静けさの下では、別の流れが動いていた。 朔太郎たちは、屋敷の外れに身を潜めていた。 葛山虎矩の屋敷。 昼間とは違い、見 […]
2026年4月5日 / 最終更新日時 : 2026年4月5日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第四章 伊賀(10) 交わる道 場の緊張は、まだ解けていなかった。 倒れた男は、村の者たちによって運ばれていく。 虎矩の配下の男たちは、舌打ちをしながら引き下がった。 完全に退いたわけではない。 ただ、ここではこれ以上はしない、というだけだっ […]
2026年4月4日 / 最終更新日時 : 2026年4月4日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第四章 伊賀(9) 決別 木立の奥で、三之助は動かなかった。 人のざわめきは、まだ続いている。 怒りの声。押し殺した声。それらが混じり合い、谷の中に重く残っていた。 朔太郎たちは、まだ前に立っている。 倒れた男をかばうように、三人が並ぶ。 […]