2026年3月5日 / 最終更新日時 : 2026年3月5日 管理者 連句 連句(43) 連句(43)『梅ふふむの巻き』令和8年3月1日(日)~3月4日(水) 連衆 紀子 二宮 典子 游々子 各句のコメントは自句自解です。 (発句) 主なき邸の一隅梅ふふむ 紀子 先月虚子館に行くと […]
2026年3月5日 / 最終更新日時 : 2026年3月5日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第二章 洛中の渦(4) 第4回 祇園の面 嵯峨から都へ戻る道すがら、太鼓の音が聞こえた。 低く、腹に響く音である。 洛中へ入ると、人の流れが一方向へ向いていた。四条のあたり、祇園社の方へと向かっている。 朔太郎は、その流れに身を任せた。 […]
2026年3月4日 / 最終更新日時 : 2026年3月4日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第二章 洛中の渦(3) 第3回 川を握る者 洛外の焼け跡を離れ、朔太郎は西へ向かった。 嵯峨は、都の中心とは空気が違う。 山が近く、川が近い。風が乾いている。 大堰川――保津川の水がゆるやかに広がるあたりには、舟が幾艘も繋がれていた。俵が […]
2026年3月3日 / 最終更新日時 : 2026年3月3日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第二章 洛中の渦(2) 第2回 洛外の焼け跡 洛外は、まだ戦の匂いを残していた。 焼け落ちた堂宇の礎石がむき出しになり、折れた梁が黒く横たわっている。瓦は砕け、鐘楼は半ば崩れたまま、傾いた影を地に落としていた。 応仁の乱から三十余年。 […]
2026年3月2日 / 最終更新日時 : 2026年3月2日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第二章 洛中の渦(1) 第1回 老ノ坂・洛中洛外 老ノ坂は、丹波と京とを分ける峠である。 道は狭く、岩が露出し、踏み外せば谷へ落ちる。だが、この坂を越えねば都へは入れぬ。 朔太郎は、足を止めた。 背後に丹波の山が重なり、前には低く広がる […]