2026年2月22日 / 最終更新日時 : 2026年2月22日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第一章 丹波の若侍(7) 第7回 刃を振るう 夜明けは、薄かった。 谷を満たしていた霧が、ゆるやかに崩れていく。山肌が、少しずつ姿を現す。 朔太郎は、立ったままだった。 夢は消えていない。 声も、言葉も、胸の奥に残っている。 ――鬼は […]
2026年2月20日 / 最終更新日時 : 2026年2月22日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第一章 丹波の若者(6) 第6回 夢だと分かる夢 その夜、朔太郎は山の中腹に身を置いていた。 秋月城の灯が、遠く盆地の底に揺れている。城は低く、頼りない。だが、それでも人の営みの中心であることに違いはない。 朔太郎は、あえて城下へ戻らなかっ […]
2026年2月18日 / 最終更新日時 : 2026年2月22日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第一章 丹波の若侍(5) 第5回 丹波という国 丹波は、都の背後にある国だ。 京から西へ下ると、山に囲まれた盆地が現れる。都に近いが、都ではない。平安の頃から、木材や馬を送り、兵を出す役目を負わされてきた。 だが、応仁の乱ののち、世は崩れた。 […]
2026年2月17日 / 最終更新日時 : 2026年2月22日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第一章 丹波の若侍(4) 第4回 夜霧 その夜、朔太郎は村を離れた。 騒ぎの余韻が、背中に残っていた。 誰かに追われたわけでもない。 だが、あの場に居続ける理由が、見当たらなかった。 川沿いの道を、山へ向かって歩く。 日はとうに落ちている […]
2026年2月16日 / 最終更新日時 : 2026年2月16日 管理者 連句 連句(41) 連句(41)『初がらすの巻』令和8年2月11日(水)~2月13日(金)連衆 游々子 典子 後藤 紀子 二宮 各句のコメントは自句自解です。 (発句) 初がらす微動だにせぬ国見かな 游々子 今日は建国記 […]