2026年3月14日 / 最終更新日時 : 2026年3月14日 管理者 連句 連句(44) 連句(44)『蓮華田の巻』令和8年3月11日(水)〜3月13日(金)連衆 二宮 游々子 典子 紀子 各句のコメントは自句自解です。 (発句) 蓮華田に継ぐものありと谷の人 二宮 明石は明石川の谷 […]
2026年3月14日 / 最終更新日時 : 2026年3月14日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第三章 南都の影(2) 第2回 奈良の町 奈良の町は、京とは違っていた。 道は広くない。 だが、人の歩き方が違う。 急がない。 商人も、旅人も、どこか落ち着いている。 権太はあたりを見回した。 「寺ばっかりやな」 確かにそうだった。 […]
2026年3月13日 / 最終更新日時 : 2026年3月13日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第三章 南都の影(1) 第1回 大和路 京を出ると、道は急に静かになった。 人の流れは奈良へ向かう者と、逆に都へ向かう者とに分かれる。 大和へ下る道は、山の裾を縫うように続いていた。 春はまだ浅い。 野の草は短く、ところどころに霜の跡が […]
2026年3月12日 / 最終更新日時 : 2026年3月12日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第二章 洛中の渦(10) 第10回 夜の京を出る 寺の外へ出ると、夜の風が少し冷たかった。 洛外の道は暗い。 だが、遠く洛中の方には灯が見える。 京は眠らない町だった。 権太は歩きながら、腹をさすった。 「腹減ったわ」 振り向く。 「 […]
2026年3月11日 / 最終更新日時 : 2026年3月11日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第二部・過去編 第二章 洛中の渦(9) 第9回 鎖の音 洛外の夜は、思ったより静かだった。 昼の市の騒ぎが嘘のように、町の外れは闇が深い。焼け跡の残る寺の境内には、崩れた石塔と焦げた柱がまだ転がっている。 応仁の乱から三十年。 それでも、この寺は建て直 […]