2024年3月4日 / 最終更新日時 : 2024年3月4日 管理者 添削 添削(56)-あすなろ会(12)令和6年2月ー 裾花さん 原句 貝寄風や小貝にまじり小石飛ぶ 貝寄風(かいよせ)とは、大阪四天王寺の聖霊会(旧暦二月二十二日)のころに吹く季節風のことです。四天王寺の聖霊会では、供華の筒花を住吉の浜に吹き寄せられた貝殻で作ることから、こ […]
2024年2月4日 / 最終更新日時 : 2024年2月4日 管理者 添削 添削(55)-あすなろ会(11)令和6年1月ー 裾花さん 原句 遠近(おちこち)の鐘の響きや去年今年 大晦日の夜、年が変わろうとする頃、除夜の鐘音があちこちの寺院から響いてきます。音量に差があったり、テンポのずれで、幻想的な響きとなります。中句を単に ”鐘の響き” と […]
2024年1月6日 / 最終更新日時 : 2024年1月6日 管理者 添削 添削(55)-あすなろ会(10)令和5年12月ー 裾花さん 原句 若水の汲みて新生八十路かな 八十路を力強く生きていこうとする決意を詠んだ句です。助詞の使い方ですが、「若水」が汲むという動詞の目的語ですので、上句の「の」は「を」でなければなりません。「若水を汲みて新生八 […]
2023年11月19日 / 最終更新日時 : 2023年12月31日 管理者 俳句的生活 添削(54)-あすなろ会(9)令和5年11月ー 裾花さん 原句 袋田の崖を包みし大氷柱 中句の ”包みし” が過去形になっているので、現在形の ”包める” にした方が良いでしょう。袋田の氷瀑の写真をみると、氷はぴったり岩に張り付いているので、参考例では ”氷柱” では […]
2023年10月25日 / 最終更新日時 : 2023年11月2日 管理者 添削 添削(53)-あすなろ会(8)令和5年10月ー 裾花さん 原句 司馬遼を一冊読み切る夜長かな 中句が8音になっているので、7音になるよう工夫してみます。 参考例 一冊の司馬遼を読む夜長かな 原句 色褪せどきりりと立てり野菊かな 中句の「立てり」は完了を表す助動詞「り」 […]