2025年2月20日 / 最終更新日時 : 2025年2月20日 管理者 俳句上達のヒント 俳句的生活(322)-連句(10)- 歌仙は巻いた人数、すなわち連衆の数に吟を付けて呼ぶことがあります。2人で巻いた時は両吟歌仙、3人で巻いた時は三吟歌仙、といった具合です。以前は2人や3人で行うことは珍しくなく、明治31年には子規と虚子が2人だけで、明治3 […]
2023年3月4日 / 最終更新日時 : 2023年3月4日 管理者 俳句上達のヒント 俳句上達のヒント(6)-取り合わせ句の作り方ー 以前テレビでアメリカの少年が、俳句というものは、全然関係ないものを2つ述べれば良いものだ、と喋っていたことがありました。彼は彼なりに、取り合わせの句というものを、方向の異なる長いベクトルと短いベクトルでもって平面の広がり […]
2022年5月10日 / 最終更新日時 : 2022年5月10日 管理者 俳句上達のヒント 俳句上達のヒント(5)-季語属性の叙述は厳禁ー 数は少なくなってきましたが、まだ幾つか季語を叙述することが見受けられます。なぜ駄目かといいますと、属性というものは自明のもの=叙述に値しないものであるからです。結果として、句は説明的なものとなります。 ① 芽吹く木々天に […]
2022年4月30日 / 最終更新日時 : 2022年4月30日 管理者 俳句上達のヒント 俳句上達のヒント(4)-助詞の使用は要注意ー 初めて日本語を学ぶ外国人が、異口同音に難しいというのは、助詞の使い方です。英語には、場所や方向を示す in や at、to のような前置詞はありますが、主語や目的語は、裸のままです。考えてみれば、私たち日本人も、小学校に […]
2022年4月20日 / 最終更新日時 : 2022年4月20日 管理者 俳句上達のヒント 俳句上達のヒント(3)-説明的な句ー 俳人の長谷川櫂さんが書いた本に、「俳句的生活」という名著があります。本の冒頭には、吉川英治の宮本武蔵が、柳生の里に石舟斎を訪ね、石舟斎が芍薬の一枝を切った、その茎の見事な切り口を見て、ただならぬものを感じた、ということが […]