2024年8月31日 / 最終更新日時 : 2024年8月31日 管理者 添削 添削(62)-あすなろ会(18)令和6年8月ー 怜さん 原句 山清水室堂の星と語りをり 室堂は立山黒部アルペンルートの最高地点で標高2450mの平らなスペース、室堂平と呼ばれている処です。そこには宿泊施設もあり、夜には空を流れる天の川や流れ星など満天の夜空を楽しむこと […]
2024年8月26日 / 最終更新日時 : 2024年8月28日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(296)ー芭蕉の詠んだ京・近江(20)最後の旅立ち(5)奈良- 菊の香や奈良には古き仏達 (元禄七年九月九日) 京都嵯峨の落柿舎に6月15日まで滞在した芭蕉は、近江そして故郷の伊賀上野を経て9月8日朝、奈良に立ち寄り大阪に向かいます。大阪に出向こうとしたのは門弟間のいざこざを仲裁す […]
2024年8月19日 / 最終更新日時 : 2024年8月19日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(295)-芭蕉の詠んだ京・近江(19)最後の旅立ち(4)蓮台野ー 瓜の皮剥いたところや蓮台野 (元禄七年六月上旬) この句も芭蕉の落柿舎滞在中の俳事でのものです。この時期の句には瓜を詠んだものが多く、朝露や撫でて涼しき瓜の土 という句もあります。 冒頭の句の前書きには、「人々集ひ居て […]
2024年8月18日 / 最終更新日時 : 2024年8月18日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(294)-芭蕉の詠んだ京・近江(18)最後の旅立ち(3)清滝- 落柿舎に滞在中のある日、芭蕉は去来の遠縁にあたる人の居宅に招かれて俳事を行っています。次の二句はその折に創られたものです。 すずしさを絵にうつしけり嵯峨の竹 (元禄七年六月上旬) 嵯峨の竹はすずしさを絵に描いたほどに新 […]
2024年8月12日 / 最終更新日時 : 2024年8月12日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(293)-芭蕉の詠んだ京・近江(17)最後の旅立ち(2)- 六月や峯に雲置く嵐山 (元禄七年六月初旬) ”六月” は当時は「みなづき」と読み、水の無い月というものでしたが、芭蕉はそれでは句に勢いがなくなるとして、”六”にロクと仮名を付けています。季題は入道雲である「雲の峰」ですが […]