2026年1月7日 / 最終更新日時 : 2026年1月7日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第十話 大山詣り(5) 雑踏の中の入口 藤沢駅で江ノ電を降り、悠夜たちは人の流れに押されるように小田急線のホームへ向かった。 「ここから小田急か……」蓮が路線図を見上げる。 「相模大野で乗り換えだね。」真衣が確認するように言った。 電車に乗り込 […]
2026年1月6日 / 最終更新日時 : 2026年1月6日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第十話 大山詣り(4) 藤沢駅のホームは、休日の朝らしく人が多かった。リュックを背負った登山客、買い物袋を提げた家族連れ、そして、どこへ行くのか分からないまま流れに乗っているような人々。 悠夜、蓮、真衣、嵐山の四人は、小田急江ノ島線の改札前で一 […]
2026年1月5日 / 最終更新日時 : 2026年1月5日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第十話 大山詣り(3) 街道の先 教室の窓から柔らかな午後の日差しがさし込み、紙の上に淡い影をつくっていた。 悠夜はノートを開き、旧大山街道で撮った写真と、帰宅後に調べた資料を貼りつけながらレポートを書いていた。 だが、気がつくとペンの動きが止 […]
2026年1月4日 / 最終更新日時 : 2026年1月4日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第十話 大山詣り(2) 古道に残る気配 旧大山街道の碑を離れ、悠夜たちは西へゆっくり歩き出した。 道はまっすぐで、車通りも多い。かつて大山へ向かう講中たちが歩いたというこの道は、いまでは住宅の立ち並ぶ生活道路になっていた。 だが、よく見ると両脇 […]
2026年1月3日 / 最終更新日時 : 2026年1月3日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第十話 大山詣り(1) 旧街道の落書き 茅ヶ崎駅を出ると、冬の空気は澄んでいて、海からの風がほのかに塩の匂いを運んできた。 「ここが旧大山街道の入り口なんだ……」 蓮がプリントを広げながらつぶやく。 社会科の課題で、大山詣りの道筋を実際に歩い […]