2026年1月1日 / 最終更新日時 : 2026年1月1日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第九話 鎌倉山の鬼(10) 鎌倉山に残る影 鎌倉山の尾根に出ると、風が梢を揺らし、遠くに相模湾の青が光っていた。木々のあいだから刺す光が、細い山道をまだらに照らす。 嵐山が足を止め、古い石碑の前を指した。 「……ここや。 鎌倉山で “鬼” が語られ […]