2026年1月26日 / 最終更新日時 : 2026年1月26日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第十一話 相模川(7) 名前が付いた瞬間 その日の夜、 悠夜は机に広げたノートを前に、 なかなかペンを動かせずにいた。 頭の中には、 今日聞いた話が 幾重にも重なっている。 本物の杭。 けれど本流ではない。 支流に架かっていた、 名もない橋 […]
2026年1月25日 / 最終更新日時 : 2026年1月25日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第十一話 相模川の杭(6) 発見者の立ち位置 嵐山は、しばらく川の方を見ていた。 今、目の前に広がっているのは、堤防に囲われた、現代の相模川ではない。 ここは、江戸時代の旧流路があったとされる一帯。 川そのものは消え、自然堤防の高まりだけが、か […]
2026年1月25日 / 最終更新日時 : 2026年1月25日 管理者 連句 連句(39) 連句(39)『風花の巻』令和8年1月21日(水)~1月24日(土)連衆 紀子 二宮 典子 游々子 (発句) 比良比叡よりの風花湖に消ゆ 紀子 湖西線に乗っている自分を想像しての発句です。 (脇句) […]
2026年1月24日 / 最終更新日時 : 2026年1月24日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第十一話 相模川の杭(5) マスコミと専門家の錯誤 現地から戻る途中、悠夜たちはスマートフォンを覗き込んでいた。 「……ニュース、出てる」 蓮が画面を見せる。 《鎌倉期の大橋か 相模川旧橋脚発見》 《頼朝時代の交通史を塗り替える可能性》 大きな文字 […]
2026年1月23日 / 最終更新日時 : 2026年1月23日 管理者 創作小説 鬼を狩る子孫 第十一話 相模川の杭(4) 流れを取り違える 嵐山は、 足元の地面を見下ろした。 乾いた草の間から、 黒ずんだ木が、一本突き出ている。 人の背丈ほど。 決して巨大ではないが、 人の手で加工された痕跡は、 誰の目にもはっきり分かった。 「これが… […]