鬼を狩る子孫 第六話 不正入試(目次)

第1回 不自然な順位
春の掲示板、見覚えの名に真衣の胸がざらつく。点数の「整合性」に、風を止める鬼の影を感じて。

第2回 追い風の噂
図書室に射す春光の中、寄付と「風」の真相が浮かびあがる。

第3回 理事会の影
職員室に響く「特別考慮」の声、絡む理事会と予備校の糸。真衣の胸に、小さな決意の灯がともる。

第4回 沈黙の教頭
嵐山、教頭に風を問う。沈黙の奥で揺らぐ良心、止められぬ風の匂いだけが残る。

第5回 消された記録
開いた印刷室、残された成績資料。追い風の正体と「K・S」の印が、沈黙の風を揺らす。

第6回 黒幕の影
理事会室に潜む副理事長の影。理想を口にしながら欲に囚われ、風を石に変える人の鬼が笑う。

第7回 理事会の壁
閉ざされた会議室で、嵐山は理想を語る。風を止める沈黙の中、子どもたちの未来を守る声が微かに揺らぐ。

第8回 父の決断
沈黙を破り、田野倉の父が真実を告発する。夜風の中で封を託し、正義の風がついに吹き始める。

第9回 風の行方
不正の幕が下り、去りゆく秋の校庭に新しい風が吹く。沈黙を越えた声が未来を揺らし、銀杏の一葉が空へ舞う。

連句

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