山小舎便り(8)-令和5年6月8日ー
15年ほど前になりますが、山小舎所有の有志でプライベートのトレッキング・コースを開削していて、今日はそこを登ってきました。
北横岳やピラタスのロープウエイにまで通じているトレッキング・コースですが、今日行ったところは、レンゲツツジが群生して見晴台になっている処です。山小舎がある標高1700mのところでは、レンゲツツジが今を盛りと咲き誇っていますので、期待して登ったのですが、わずか150m高いだけの標高1850mの処では、まだ蕾の状態でした。
駐車場あたりには白い小さな花が咲いていて、葉の形状からイチゴの一種に違いないと目星をつけて図鑑で調べたところ、シロバナノヘビイチゴと記載されていました。
見晴らし台ではツツジが未だだったので、がっかりしましたが、道のわきにはクマザサの中から「タラの芽」が覗いていました。もちろん採ったりしてはいけません。
この辺りは北八ヶ岳の山麓になるのですが、白駒池のほとりの苔によく似たエリアが広がっていました。
標高差わずか150m、転倒しないよう杖をついて注意深く登り降りした2400歩の試歩でした。