俳句的生活(17)-ステッセルのピアノー

乃木さんの話題が続いているついでに、もう一つ彼に繋がる話をしようと思います。佐々木信綱の水師営の会見の歌詞で、旅順要塞軍司令官のステッセルから乃木大将に、彼の愛馬を譲る提案がされ、乃木は軍議に掛けた上で、有難く受領した、ということになっていますが、乃木にはもう一つ、大事なものが贈られていました。それは旅順要塞の中で、ステッセル夫人が弾いていたピアノです。もう30年以上も前になりますが、私は五木寛之が書いた同名の本で、ステッセルのピアノが日本に来ているということは知っていました。今回、ユーチューブで、現在、金沢学院大学に置かれていることを知り、更にその動画と音声が視聴できるので、ここに紹介したいと思います。

ピアノについて、筆者は30歳半ばで、娘と同じ先生に5年ほどついて、個人レッスンを受けたことがあります。現在、その当時と比べて腕の方はほとんど進歩していないのですが、独習を続けているこの頃です。

吾子弾きし昭和の春や小ホール 游々子

ピアノ発表会

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