俳句的生活(125)-相模川八景ー

三景とか三大祭りとか百名山とか、つくづく日本人は数字をつけての権威化が好きな人種かと思ってしまうほどに、神奈川県では相模川にも八景なるものを決めていました。それは昭和61年のことで、民主的に、県民の投票によって決められたそうです。

上流から順にリストアップすると、

みどりの中の相模湖
津久井湖と津久井城址
美しいアーチの小倉橋
水郷田名と高田橋
八景の棚と河岸段丘
三川合流点と大山
寒川宮山の富士
湘南潮来と河口

というもので、瀟湘八景の伝統的な風光呼称とは異なっています。自転車では上流まで行けないので、取り敢えず隣町寒川の宮山の富士のモニュメント(添付1)があるところへ行ってみました。それは寒川取水堰(添付2)の手前にあり、富士と大山が眺められる景勝地でした。ここは田村の渡しに近く、江戸時代、既に景勝地として有名になっていたのかも知れません。

湯豆腐の鍋や大山御師の宿

相模川八景
添付1
大山遠望
添付2