俳句的生活(219)-天龍下ればー

万緑の峡にこだます姐御唄  游々子

先日のGWに、長駆、中央道を車で下り、天竜川の船下りを体験してきました。保津峡、長瀞についで3番目の船下りです。

天竜川下り

両岸は万緑のみどり、上下が空と川に挟まれ、自然だけの世界を船は下っていきました。乗船したガイドさんが唄ったのは、懐メロ番組でよく聴いた、市丸姐さんの ”天竜下れば” という唄でした。

ハアー 天竜下れば ヨーホホイノサッサ
しぶきにぬれてヨ 咲いたさつきに
エエー 咲いたさつきに 虹の橋
ホンイアレハサノ 虹の橋

ハアー 伊那の夕空 ヨーホホイノサッサ
あの片しぐれヨ 明日は下りじゃ
エエー 明日は下りじゃ 笠ほしや
ホンニアレハサノ 笠ほしや

ハアー筏繋いかだつないだ ヨーホホイノサッサ
富士づるさえもヨ 切れりゃ気になる

エエー 切れりゃ気になる 夫婦岩めおといわ
ホンニアレハサノ 夫婦岩

船は途中何度か停まり、そのつど船頭さんが網を投げて魚を捕るパフォーマンスを披露してくれました。捕れる魚はウグイだそうです。ゲットした魚を空に投げ上げて、船を追ってくる鳶にふるまうということまで見せてくれました。

万緑や鳶一閃の投網船  游々子