俳句上達のヒント(1)ーご挨拶ー

初心者俳句教室受講者の皆様、しおさい会で皆様と一緒に俳句を学んでいる游々子です。現在、4月のしおさい会の添削をしているところです。この添削も既に満2年を過ぎ、最初は手書き、次にWordで打つようになり、今ではブログの形態をとるように変化してきました。

今までに、延べ100人の300句を見てまいりましたが、私が指摘していることは、いくつかのパターンに集約できることに気付きました。本ブログのカテゴリーは、俳句上達のヒント と称して、今までに気付いたことを綴っていこうとするものです。毎月の添削と合わせて読んで頂き、皆さまの俳句上達の一助となることを願います。

俳句を作るに当たっては、技術的なことも然りながら、先ずは五感を働かせ、季節のなかの自然に触れることが重要です。朝起きて、玄関のドアを開け、息を胸一杯に吸い込み、身体をデトックスするように、脳を俳句的モードにすることです。今日という日は、残りの人生の最初の日です(Today is the first day of the rest of our life)。さあ、俳句的生活をスタートさせてみましょう!

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自然との交歓

今朝の読売新聞の俳句欄での、正木ゆう子さん選の一席の句は、「日のひかり綴り合はせて土佐水木」という句で、正木さんの評は、「綴り合はせて」とは、近づいて子細に観察しなくては出て来ない言葉であり、自然との交歓の賜と思う。とあります。正木さんほどの俳人も、自然との交歓を重視している証左の評です。私達も、自然との交歓から、句作していくことに致しましょう。