2023年11月5日 / 最終更新日時 : 2023年11月5日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(259)-蕪村の詠んだ京都(15)雪ー 『蕪村全句集』には季題「雪」の句が40句掲載されています。これは「花」「月」「時雨」「梅」に次ぐもので、京都の土地柄を示したものと言えるでしょう。雪見を詠んだ芭蕉の句に、いざ行む雪見にころぶ所まで というのがあり、貞享4 […]
2023年10月27日 / 最終更新日時 : 2023年10月27日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(258)-蕪村の詠んだ京都(14)淀川ー 「旅を棲処」とした芭蕉と異なり、蕪村は53歳で讃岐から帰洛した後、亡くなる68歳までの間、遠方に旅をすることはなく、出かける処は近郊に限られていました。そんな蕪村でしたが、大阪には弟子や俳友が多く、画材を仕入れることから […]
2023年10月19日 / 最終更新日時 : 2023年10月19日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(257)-蕪村の詠んだ京都(13)川涼みー ウイキペディアに、各時代ごとの鴨川の断面が表示されたものがあります。現在のような「みそそぎ川」が鴨川右岸の河原上に作られて、そこに先斗町の料亭から川床が張り出されるようになったのは近代になってからで、江戸から明治初期まで […]
2023年10月19日 / 最終更新日時 : 2023年11月9日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(256)-虚子の詠んだ京都(22)京大三高俳句会ー 虚子の京都、いったん閉じたのですが、大事な項目を抜かしていたので、追加することにします。 虚子が三高に在籍していたことは、本稿で何度も触れてきましたが、そのことが縁となり、ホトトギスに投句をしていた京大生や三高生が創設し […]
2023年10月16日 / 最終更新日時 : 2023年10月16日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(255)-蕪村の詠んだ京都(12)冬ごもりー 京都で冬を過ごしてみると、空はどんよりと曇り、寒さは骨身にしみて、改めてここは日本海性気候であることを痛感するものです。一方でそれは、”籠り居の詩人” である蕪村には、格好の季題を与えることとなりました。「冬ごもり」とい […]