2023年10月16日 / 最終更新日時 : 2023年10月16日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(255)-蕪村の詠んだ京都(12)冬ごもりー 京都で冬を過ごしてみると、空はどんよりと曇り、寒さは骨身にしみて、改めてここは日本海性気候であることを痛感するものです。一方でそれは、”籠り居の詩人” である蕪村には、格好の季題を与えることとなりました。「冬ごもり」とい […]
2023年10月5日 / 最終更新日時 : 2023年10月5日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(254)-蕪村の詠んだ京都(11)桜 花(桜)を詠んだ蕪村の句は、俳諧宗匠になった時と、前稿の灯火で既に二句ほど紹介しています。 花守の身は弓矢なき案山子かな花の香や嵯峨の燈火きゆる時 蕪村の桜の句は、100句程度ありますが、本稿では詠まれた地名がわかるもの […]
2023年10月3日 / 最終更新日時 : 2023年10月3日 管理者 山小舎だより 山小舎便り(17)-令和5年10月3日ー 前回、山小舎便り(16)を8月16日に書いてから50日近く、山小舎便りを書かない日が経ってしまいました。この間、9月前半と9月下旬から今日まで、2回ほど山には来ているのですが、猛暑のせいか山の景観は8月の時とほとんど変わ […]
2023年10月3日 / 最終更新日時 : 2023年10月4日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(253)-蕪村の詠んだ京都(10)灯火ー 本稿より、蕪村の俳句をジャンルに分けて、代表的な句の幾つかを紹介していくことにします。最初に取り上げるのは、蕪村の俳句と絵画において大きな比重を持つ ”灯火” からです。 この絵は嵯峨野の夜を描いたものです。民家の灯りが […]
2023年10月1日 / 最終更新日時 : 2023年10月1日 管理者 俳句的生活 俳句的生活(252)-蕪村の詠んだ京都(9)蕪村開花ー 蕪村の足跡を辿り、前稿で俳句宗匠になるところまで来ましたが、蕪村の名句中の名句である「月天心」の句を紹介し忘れていたので追記しておきます。 月天心貧しき町を通りけり (明和五年) この句は蕪村が夜半亭二世を継承した年の […]