俳句的生活(213)ー春の訪れー

俳句的生活(172)ー春への憧れー | 茅ヶ崎で俳句 (chigasaki-haiku.com)は、西欧の春は、5月をピークとしていることを示す一例ですが、日本の春は童謡の「どこかで春が」の ”山の三月 東風(こち)吹いて” のように、3月が春の訪れの季節となっています。

我家においては、2月下旬に黄水仙が春の訪れのシグナルを送ってきました。

黄水仙

3月になると、それまで冬の寒さに縮まっていたパンジー、ビオラ、プリムラ、デイジーが急に生き生きとしてきました。

庭

更に2日前からは、スオウがピンクの芽吹きをするようになり、東京での桜の開花と相まって春本番を迎えようとしています。

スオウ

西欧の5月、英語でmay(メイ)、ドイツ語でmai(マイ)、フランス語でmai(メ)というように、語源を共通にしています。5月というのは、私の様な団塊の世代にとっては、1968年のパリ・カルティエ・ラタンでの学生運動が最も脳裏に刻まれています。当時、森有正の「遥かなノートル・ダム」のような本を読んでいて、パリの通り(rue)の薫風に揺れるマロニエの若葉の記述が印象深く残っています。

私はこの6月より、北八ヶ岳の麓1700mのところにある山小舎に半移住することにしています。少し歩いた処からは、南アルプスの木曽御嶽が遠望できます。噴火した時は、噴煙が見え噴火音が聞こえたものです。

木曽御嶽

60歳から今の75歳までを第1の定年人生だとして、第2の定年生活に踏み出すことになり、大変楽しみにしています。