2022年6月16日 / 最終更新日時 : 2022年6月16日 管理者 添削 添削(24)ーA.Iさん しおさい会(6月)ー 原句 梅雨晴れや人に上げたし手持傘 句意は、梅雨が晴れたので、今、手に持っている傘を人に上げて、身軽になりたい、という事でしょうが、”得” になることを詠むのは、俳句には向いていません。むしろ逆が […]
2022年6月16日 / 最終更新日時 : 2022年6月16日 管理者 添削 添削(23)ーM.Wさん しおさい会(6月)ー 原句 梅雨雲咲かぬが嬉し傘の花 雲は曇とすべきです。中句の ”嬉し” は、直接的感情表現語なので、避けた方が良いでしょう。「梅雨曇咲かぬ一日や傘の花」。傘を花に例えた場合、そこには既に、開く=咲く というニュアンスが込め […]
2022年5月19日 / 最終更新日時 : 2022年6月13日 管理者 添削 添削(22)ーM.Wさん しおさい会(5月)ー 原句 陸海空遠き結びし虹の橋 虹の橋が、海と陸と空を繋いでいるという大きな景を詠んだものですが、中七が説明的になっています。 参考例 虹の橋杭を打ち込む海に山に 原句 かしわ餅手作りのごと祖母偲ぶ 下五の ”偲ぶ” が、 […]
2022年5月19日 / 最終更新日時 : 2022年5月19日 管理者 添削 添削(21)ーM.Iさん しおさい会(5月)ー 原句 遠ざかるように消えゆく夕虹かな ”遠ざかるように” に発見がある良句です。直すところはありません。 原句 わらべ歌上手な母のかしわ餅 わらべ歌が上手だったお母さんを偲んでの句です。”上手だった” というように、過去 […]
2022年5月19日 / 最終更新日時 : 2022年5月19日 管理者 添削 添削(20)ーY.Mさん しおさい会(5月)ー 原句 虹の橋草木の滴耀けり 雨のあと、空には虹、草木には滴が宿っている、という素直な良い句です。が、雨のあとに、草木に滴が宿ること、それが輝くことは、当たり前のことであって、読み手に感動を与えません。平凡にならない様、景 […]