2022年4月21日 / 最終更新日時 : 2022年4月21日 管理者 添削 添削(18)ーE.Iさん しおさい会(4月)ー 原句 青き踏む柔らか大地飛び跳ねて 下五は助詞で終わらせない方が良いです。語順を変えて解消します。「跳び跳ねて柔らか大地青き踏む」。この句の肝は、中七の柔らか大地です。そこに焦点を絞った句にするとよいでしょう。 参考例 […]
2022年4月21日 / 最終更新日時 : 2022年4月21日 管理者 添削 添削(17)ーY.Oさん しおさい会(4月)ー 原句 青き踏む鬼ごっこする下校の子 鬼ごっこは ”する” ものですから、語順を変えて、”する” を削ってみます。「青き踏む下校の子らの鬼ごっこ」。中句が間延びしていますので、引き締める必要があります。 参考例 青鞜や弾む […]
2022年4月21日 / 最終更新日時 : 2022年4月21日 管理者 添削 添削(16)ーH.Tさん しおさい会(4月)ー 原句 初声(うぶごえ)や産まれし吾子の青き踏む 字句どおりに解釈すると、産まれたばかりの子が踏青することになって、有り得ないことですので、踏青するのは、吾子が誕生した時の自分(男)、または、ある程度成長した吾子として、参 […]
2022年4月21日 / 最終更新日時 : 2022年4月21日 管理者 添削 添削(15)ーT.Sさん しおさい会(4月)ー 原句 踏青や姪が独居す母の里 この句の句意は、今自分(作者)は母の里を踏青しているが、そこには姪が独居している、ということですが、句は、母の里への思いと、姪の独居とが、独立した二本立てとなっています。それぞれを別のストー […]
2022年3月17日 / 最終更新日時 : 2022年3月17日 管理者 添削 添削(14)ーK.Yさん しおさい会(3月)ー 原句 水温む鷺の嘴矢の速さ この語順だと、鷺の嘴が矢のように速い、という説明文的になってしまうので、倒置してそれを解消します。「矢のごとく鷺の嘴水温む」「矢のごとき鷺のハントや水温む」。 参考例 水温む光速のごと鷺の狩 […]