俳句的生活(191)-俳句と囲碁(1)ー

私は今でこそ、俳句に相当のエネルギーを費やしていますが、かっての趣味は囲碁でした。ただ、棋力のほうは、大学で囲碁部に入っていた割には、免状でこそ八段の申請権を持っているものの、十分ではありません。2年ほど前に打った3人の囲碁部先輩の方々との対局では、私の1勝2敗で、まだ1部リーグの選手であった先輩方を超えていないことを、つくづく実感したものです。現在は、IT大手のF社の囲碁部にOB部員として在籍し、日常的にはパソコンで、囲碁ソフトと遊んでいる毎日です。

そんなF社の囲碁部に10年あまり前に入部してきたのが、村上深さんです。彼はかって、囲碁大三冠(名人、本因坊、棋聖)を保持していた趙治勲九段の内弟子を経験し、プロになることとを断念したのちは、大学で学生本因坊、アマ本因坊を取り、F社に入社し、囲碁部にも入部してきました。日本棋院主催のジャンボ囲碁大会で、彼は大将として圧倒的な力を発揮し、F社の初優勝を実現させたのですが、そこでは私も末将として参加し、全勝したことがありました。

村上さんは、囲碁への思いを絶ち難く、F社は7年で退社し、今では観戦記者として活躍しています。数年前には、世界アマ選手権への日本代表にもなりました。そんな彼が担当の、読売新聞棋聖戦の観戦記が昨日より始まっています。それがなんと、趙治勲九段の対局のものです。今日の観戦記には、”対局開始直前、集中している治勲先生に向けて私は声をかけた。「先生、本局の観戦記を務めます」。ふと顔を上げ私を認識すると、少し驚いた表情を浮かべた。それから少し雑談。「碁で飯は食えているのか? アマでも参加できるプロ棋戦にまた出られるといいな」 一瞬、私の意識は内弟子となった25年前に飛んだ。。” と書かれています。

もしこの観戦記のコピーの掲載の許可が取れれば、後日、本ブログに棋譜と共に載せたいと思います。昨日と今日の、趙治勲九段の打ち方は、今流行りのAIの打ち方とは離れて、打ちたいように打っています。村上さんは、今日のツイートで、以下のように語っています(添付)。

前書き的なことが長くなったので、「俳句と囲碁」は次の稿より記すことに致します。

盛り崩す碁石の音や白障子

添付
村上深さんtwitterより