俳句的生活(187)-茶屋町の二十三夜堂ー

俳句的生活(170)で、芹沢の里山公園にある二十三夜塔を紹介しましたが、茶屋町にも二十三夜の祠が残っていることを知り、見て来ました。南湖入口の交差点から、少しばかり富士見橋の方へ進んだ処に、祠と標柱が建てられています(添付1,2)。祠には、「二十三夜御本尊大勢至菩薩」と刻まれた石塔のうしろの台座の上に、高さ60cmの勢至菩薩が置かれています。

標柱には、宝暦7年(1757年)の銘が記されていて、元々はこの場所に、茶屋町と南湖の人達がお金を出し合って、大きな地蔵堂が建てられていたそうです。昔は二十三夜講と呼ばれるものがこの地域にもあり、二十三夜の月待講が、この地蔵堂で行われ、お地蔵は、”三夜様” と呼ばれていました。二十三夜の月の出は、夜中の12時ですから、それまでの間、飲食を続けた昔の人達は、結構リッチで優雅な生活をしていたと思います。

現在、私の住んでいる分譲地では、俳句連盟に所属している3人と、それ以外の4人の計7人の、男だけのメンバーで、年3回の持ち寄りベースでの、飲み会を行ってきていましたが、この2年は停止状態となっています。そろそろ再開したいものと思っています。

桜蕊降る講中の盃に

添付1
添付2