2022年3月17日 / 最終更新日時 : 2022年3月20日 管理者 添削 添削(12)ーT.Kさん しおさい会(3月)ー 原句 いつの間に魚影数増し水温む 確かに、水温む季節になると、魚影が目立つようになりますね。ただ、いつの間にか魚影の数が増えたというのは、散文的な捉え方で、俳句としては、魚が増えたことによって起こっていることを描写した方 […]
2022年3月17日 / 最終更新日時 : 2022年3月19日 管理者 添削 添削(11)ーF.Yさん しおさい会(3月)ー 原句 水平線やや膨らみて水温む 水温む、確かに海も膨らんでいるように見えますね。それは春のこの時期、心も膨らんでいるから、海もそのように見えるのでしょう。俳句としては、中七の「やや」が散文的です。膨らむと、直接的に表現せ […]
2022年2月17日 / 最終更新日時 : 2022年2月17日 管理者 添削 添削(10)ーH.Kさん しおさい会(2月)ー 原句 雪解や下駄と木札の狭間の湯 中七下五の意味が理解できません。下駄と木札より、温泉地の外湯巡りをしている光景でしょうか。それが判る平易な句にしてみました。 参考例 雪解や外湯を巡る下駄の音 原句 接木なる瘤のあたりの […]
2022年2月17日 / 最終更新日時 : 2022年2月18日 管理者 添削 添削(9)ーM.Sさん しおさい会(2月)ー 原句 手話の祈り父へ届けん雪解風 句意は(おそらく)、生前手話で会話した父に、今また手話で語りかけている、語りかけるというのではなく祈っている。折からの雪解風に乗せてこの祈りを伝えてほしい、というものです。この雪解風に、 […]
2022年2月17日 / 最終更新日時 : 2022年2月17日 管理者 添削 添削(8)ーC.Yさん しおさい会(2月)ー 原句 飛騨の里雨降る様に雪雫 雪雫は雪解の子季語で、良いと思います。中七の「雨降る様に」が雪雫を形容しているのですが、説明的になっています。ここは、季語である雪雫を叙述するのではなく、光景を広げる方が良いでしょう。 参考 […]